情報システム

RFIDテクノロジ

TechOn!

目標見えたゴマ粒チップ(第3回-2)

Wal-Mart社の発表で目の色変わる





図1 日本でもUHF帯を割り当てへ
図1 日本でもUHF帯を割り当てへ
総務省は,無線タグの通信周波数として欧米で利用が活発になっているUHF帯(800MHz〜960MHz前後)を無線タグ向けに割り当てる方針を固めた。950MHz〜956MHzの周波数帯を割り当てる予定である。2003年3月に終了したKDDIの第2世代携帯電話サービスが,この周波数帯を使っていた。図は日本国内の周波数の割り当て状況を示す。総務省の資料を基に日経エレクトロニクスが作成した。
※図をクリックすると拡大図をご覧になれます。

 加えて,UHF帯には物流用途で使いやすい利点がある。「実証実験などを手掛けて最近分かってきたのは,13.56MHz帯は距離が届かず,2.45GHz帯は指向性があり過ぎるということ。UHF帯が使えればかなり便利だ。UHF帯は,電波が物体の陰に回り込みやすいため,物陰にある無線タグを読み取る能力を高くできる。加えて,通信距離が延びる可能性もある」(NTTデータ)。

 こうした声を受けて,総務省はUHF帯のうち950MHz〜956MHzを割り当てる方針を固めた(図1[拡大表示])。この周波数帯を使うKDDIの第2世代携帯電話サービスが2003年3月に終了したことを受けた格好である。2005年3月までに電波法の省令改正を目指す。「割り当てを想定している周波数帯が結構広いので,隣接する携帯電話や放送用電波などに対する干渉問題は少なそうだ。割り当てが実現すれば,米国と同じ3m〜5mほどの通信距離を確保できる可能性は高い」と複数の関係者は話す。

(菊池 隆裕=シリコンバレー支局,高橋 史忠)



***** 次回へ続く *****
※次回の記事へのリンクは,次回掲載時に生成されます。




本記事は日経エレクトロニクス2003年8月4日号のLeading Trendsを基に,RFIDテクノロジが再編集したものです。コメントを掲載している方の所属や肩書きは掲載当時のものです。


 [2004/03/16]

この記事に対する読者コメント

コメントに関する諸注意 コメント投稿 コメント一覧