|
必聴講座ご紹介 ビッグデータ EXPO 2012春 日本マイクロソフト ビッグデータ EXPO 2012春 NEC Cloud Days Osaka 2012 セールスフォース・ドットコム |
IP電話の夜明け前(12)2製品同時開発に取り組む(1998年末〜1999年)
沖電気工業 IPソリューションカンパニー ソリューション開発本部 インキュベーション推進部 薄葉 伸司
98年末に大容量VoIPゲートウエイ「BV2000」の最初のユーザーが決まった。納期は99年3月末。決して楽な道のりではない。にもかかわらず、私はこの後とんでもない暴挙に出ることになる。
デジタル・インタフェースの開発という新たな課題である。希望納期は、99年4月。つまり開発から納品までの期間が約4ヶ月ということになる。極めて短い納期と言わざるを得ない。大変なチャレンジであったが、私は、この開発を引き受けることにした。事情を知らない人間からは、とんでもない暴挙に見えたことだろう。 「ニーズがあるならば作るべきだ」 挑戦することにしたのは、ひとえにそれまで築きつつあったVoIPゲートウエイ市場拡大のチャンスを失いたくないという気持ちからだった。「ニーズがあるならば作るべきだ。地域を問わずVoIP市場を立ち上げて業界での認知を獲得したい」といった思いもいつも頭の片隅にあった。 当時、コア技術開発の方は時間の経過とともに完成度が高くなってきていた。その様子をみるにつけ、「品揃え」の方を担当する私たちの気持ちは、使命感というよりは義務感に変化しており、「できない」とは言いたくなかったのも本音である。最初のVoIPゲートウエイの開発をしたというプライドもあり、自分たちが作り上げたVoIP技術の実力を未知の欧州市場で試してみたい気持ちもあった。 そうはいっても、あまりにも開発期間が短すぎる。ここで、最後に私の背中を押して一見無茶な取り組みへと駆り立てたものは、チームメンバーの情熱とパフォーマンスの高さであった。
|