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「0AB〜J」番号これまでの電話番号をIP電話でも使い続けるIP電話の電話番号と言えば「050」で始まるというのは大分知られるようになってきた。でも実はIP電話の電話番号は「050」だけではない。これまでと同じ「03」や「045」などで始まる番号も使えるのである。 「03-xxxx-xxxx」など、固定電話と同じ形式の電話番号を「0AB〜J」番号という。何だかおどろおどろしい名前だが、何のことはない。電話番号の最初が0で、二つめ以降の数字にAから順番にアルファベットを振っていくというだけのことである。 「あれ、数字が9個なのにアルファベットで10番目のJまでっておかしいんじゃない」と思った人は、するどい。大文字の「I」は数字の「1」と見分けにくいから使っていないのだ。 「0AB〜J」を使うには多くの条件がある 「0AB〜J」番号がIP電話で使えるのなら「050」なんて必要ないと思うかもしれない。やっぱり「050」の番号は使い慣れていないし、「03」などで始まったほうが安心感がある。 肝心なのはこの「安心感」というところ。総務省は安心感を裏切らないようにするためIP電話で「0AB〜J」番号を使うのにかなり厳しい制限を定めている(表1)。
簡単に言えばこれらの条件は固定電話と同じだっていうこと。(3)の条件のように場所がどこだか特定できないといけないし、(2)の条件のように音質も固定電話と同じくらいよくないといけない。(1)や(4)は0AB〜J利用を認めるためには事業者にも安定した力が要るってことだ。固定電話の代わりになるのは(5)のように110番や119番にもかけられないといけない。 例えば、ADSLを使っていると場所が特定できなかったり、固定電話並みの音質が確保できない恐れがある。だから光ファイバのFTTHや、イーサネット専用線といったサービスでないと0AB〜JのIP電話は使えないのだ。ということで普通のIP電話と比べて使える場所は限定されてしまう。 同じ番号が使えるかどうかは別問題 それから、0AB〜JのIP電話だからってこれまで使ってきた番号がそのまま移行できるかというと、実はそうとは限らない。同じ番号で移行する機能は「番号ポータビリティ」といって、0AB〜Jに対応しているサービスであってもオプションの扱いだ。今では0AB〜J対応のIP電話サービスは大抵番号ポータビリティに対応しているけど、一応注意した方がいい。 |