日本通信は7月25日,ボーダフォンが提供する第3世代携帯電話(3G)「Vodafone 3G」の再販サービスを開始した。名称は「Secure PB 3Gビジネス定額」。Vodafone 3Gのデータ通信カードと自社の認証サービスなどを組み合わせ,法人向けのシステム・ソリューションとして販売していく。

 具体的には日本通信が「Secure PB」と呼ぶセキュリティ・ソフトを用意する。ユーザーがパソコンでデータ通信をする際,このソフトが接続先によってファイアウォールやVPN(仮想閉域網)の設定を最適化したり,暗号化やパケット通信量の圧縮などを行う。パケット通信料はボーダフォンとは異なり,日本通信が独自に設定。ユーザーごとの個別料金となる。

 日本通信はPHS事業者のウィルコムとMVNO(仮想移動体通信事業者)契約を結んで,自社ブランドの定額PHSサービスを提供している。また,他の通信事業者との契約なしに公衆無線 LANサービスも利用できるようにしている。今回,この回線メニューにVodafone 3Gを加えた。