パワードコムは7月22日,今秋にもユーザーの要求に応じて映画などの映像を見られるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス「Powered Theater(パワードシアター)」を開始することを明らかにした。本サービスに先立ち,8月11日から200人のモニターを募り,先行提供する。

 モニター・サービスは8月11日から9月15日までの約1カ月間実施する。サービス提供にあたり,三菱商事とコンテンツ・プロバイダのネオ・インデックスと協力した。両社は,映画などの映像コンテンツとともに,Powered Theaterに必要なVOD配信システムや,ユーザー宅に設置するセットトップ・ボックス(STB)を提供する。

 モニター・サービス期間中は,ハリウッド映画の「リング」や「セブン・イヤーズ・イン・チベット」などネオ・インデックスが用意した100本の作品が期間中無料で見放題となる。ただし,先行サービスを利用するためには(1)ドリーム・トレイン・インターネット,ファミリーネット・ジャパン,テプコシステムズのいずれかのプロバイダ,(2)東京電力のFTTH(fiber to the home)サービス「TEPCOひかり」--を契約していることが条件となる。

 パワードコムは,今回の先行サービスを通じてネットワーク負荷,サーバー運用などのノウハウを蓄積。システム全体の技術検証を実施する。