トリップワイヤ・ジャパンは7月20日,Webサーバーのファイルの改ざんの有無をチェックし,不正侵入などを検出するソフトの新版「Tripwire 4.6」を発表した。監視対象サーバーに専用エージェント・ソフトをインストールしてファイルの変更を検出する「Tripwire for Servers 4.6 日本語版」,複数サーバーにインストールしたエージェントを一括管理する「Tripwire Manager 4.6 日本語版」(写真)の2製品で構成する。8月5日から受注を開始する。

 新版では,設定や運用管理におけるユーザーの使い勝手を高めた。「機能面は既に洗練されているので,表示方法の変更など細かい部分のブラッシュ・アップが中心」(永谷剛一・テクニカル ディレクター)である。Tripwire for Servers 4.6は動作プラットフォームを拡大し,AIX 5.3,HP-UX 11i(Itanium2),Red Hat Enterprise Linux 4,Solarix 10(SPARC)といった最新OSでも利用できるようになった。従来と同様,WindowsやTurbolinuxなどでも動作する。

 価格はTripwire for Servers 4.6が20万7900円,Tripwire Manager 4.6が194万2500円。いずれも初年度のサポートとメンテナンス料金を含む。旧版の利用者は,サポートとメンテナンスの契約が有効であれば無償でアップグレートできる。