米モトローラは6月30日,NTTドコモが7月1日に発売するFOMAと無線LANのデュアル端末機種「M1000」の説明会とデモンストレーションを実施。同社の日本市場への意欲の高さを示した。

 モバイル・デバイス・ビジネスを担当するマイケル・テーテルマン北アジア地域担当バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャー(写真上)は,「この端末には最先端の機能を搭載している。我々がいかに真剣に取り組んでいるか分かっていただけると思う」と強調した。

 またM1000は,モトローラが推進する「シームレス・モビリティ」戦略を代表する端末だとアピール。「オフィスで使うアプリケーション,Web,マルチメディアをいつでも,どのネットワークを使っているかを意識せず楽しんだり利用できる」(テーテルマン・ジェネラル・マネージャー)。

 続けて実機を用いて様々なデモンストレーションを披露した。タッチスクリーンを使って片手で電話をかけたり(写真下・左),パソコンで使うアカウントのメールを送受信してWord/Excel/PowerPoint/PDFなどの添付ファイルをビューアで閲覧する様子を実演。フルブラウザでインターネットにアクセスする使い方も見せた。ビューアやブラウザの画面は横にして表示することも可能だ(写真下・右)。


 モトローラは今後,NTTドコモと共同あるいは単独でのマーケティング活動や,パートナシップを通じたアプリケーションやソリューションのマーケティング活動を展開していく意向だとした。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション