NTT東日本は6月2日,FOMA/無線LANデュアル端末「N900iL」をターゲットにしたプレゼンス管理システム「モバイルプレゼンスソリューション」を発表,6月6日から提供開始する。プレゼンス管理システムは在席確認などの状況を共有するシステムのこと。NTT東日本は,このシステムの提供によって「電話のかけ直し」や「作業中の電話対応」による業務ロス削減を狙う。

 特徴は,電話の受信者がプレゼンスに応じて柔軟に着信方法を設定できる点。例えば「取込中」のプレゼンス設定にすると着信を無条件に拒否することができる。また「会議中」と設定した場合は,着信可能も着信拒否も選択できる。さらに着信拒否に設定した場合でも,重要な顧客からの着信は受けられるようにするなどの設定も可能。

 価格は100クライアントを対象にしたシステム,サーバー機の代金やシステム導入に伴う基本的なシステム設計・構築費用を含んで300万円から。プレゼンス・サーバーの稼働OSはWindows Server 2003。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション