NTTドコモは6月1日,組み込み用途向け小型FOMAパケット通信機器「FOMA ユビキタスモジュール」の開発を始めたと発表した。同社では「今年秋頃の販売開始を目指す」としている。

 FOMA ユビキタスモジュールは幅37ミリ,奥行き35.7ミリ,高さ5ミリ(重さは未定)でFOMAのパケット通信に対応。下り最高384kビット/秒,上り最高64kビット/秒のベストエフォート型通信が可能だ。

 ドコモはこのモジュールを遠隔監視装置,自動販売機,情報家電などのメーカーへ売り込んでいく計画。自動販売機の在庫管理やタクシーの運行管理,小型情報端末による業務支援といった用途を想定している。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション