NTTドコモは5月26日,第2世代携帯電話(2G)サービス向けの新規端末の開発を年内発売予定の2機種程度を最後に停止するとの一部報道に対し,「現時点でそうした決定はない」と説明した。

 2005年4月末現在,ドコモの第3世代携帯電話(3G)サービスである「FOMA」の契約数は,前月から73万9200増えて1223万9900。2Gサービスは前月から48万8600減で同3683万5700となったが,それでもFOMA契約数の約3倍ある。もし2G端末の開発が停止されると,2Gから3Gへのユーザー移行が加速する可能性が高い。

 同社は「2G向け新規端末の開発を継続するかどうかを検討しているが,決定していない」としている。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション