NTTドコモは24日,FOMA利用者向けインターネット接続サービスの新メニュー「mopera U」を6月1日に開始すると発表した。FOMAに加え,ドコモの公衆無線LANサービスとその国際ローミング先,東西NTTのフレッツ・ADSLおよびBフレッツでの利用プランを提供。任意の組み合わせでインターネット接続ができ,請求もFOMA利用料と一本化できる。ドコモは「FOMAのスマートフォンである『M1000』のように無線LAN機能を備える端末が出るとネットの利用シーンが広まる。こうしたニーズの多様化に対応した」とする。

 mopera Uの主な提供プランと料金は次の通り。FOMAによるインターネット接続ができるプランが「Uスタンダードプラン」。無線LANやフレッツによる接続も使う場合,このプランの契約が必須となる。利用があった月だけ課金する「Uライトプラン」も提供するが,Uスタンダードプランや他の接続手段を提供するプランとの併用はできない。これらに加えて,ドコモの公衆無線LANである「mzone」とその国際ローミング先が使える“U「公衆無線LAN」コース”,フレッツ・ADSLまたはBフレッツを使ってインターネットに接続できる“U「フレッツ・ADSL」コース”と“U「Bフレッツ」コース”を提供する。

 いずれの接続コースにも,迷惑メール対策機能が付いたmopera U用のメール・アカウントが付与される。FOMAで接続する場合は,Webデータの圧縮・高速化機能を利用できる。また今夏に発売予定であるM1000で同サービスを使う場合は,mopera Uあての新着メールをM1000に自動通知できる。このほかメールのウイルス・チェックや特定サイトのブロック機能といったセキュリティ機能のプランも用意した。利用料金はスタンダード,公衆無線LAN,Bフレッツが月額525円,フレッツ・ADSLとライトプランが月額315円(いずれも税込み)など。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション