製品価格の比較情報を提供する「価格.com」を運営するカカクコムは5月23日,11日から断続的に受けた不正アクセスによって,一部ユーザーのメール・アドレスが流出していたことを明らかにした。

 カカクコムは5月16日の会見で,価格情報の更新をユーザーに通知するメール・アドレスが,不正アクセスを受けた際に,攻撃者に閲覧可能な状態になっていたことを明らかにしていた。その後,外部のセキュリティ会社の調査によって,2万2511件のメール・アドレスが詐取されたことが判明したと言う。

 詐取された情報はメール・アドレスのみで,氏名や住所などの個人情報は含まれていない。

 Webサイトの一部は24日午後にも再開する。再開するのは,「PC関連」,「家電」,「カメラ」,「スポーツ・レジャー」など12サービス。それ以外のサービスも順次再開する計画である。