ソフトバンクBBは5月16日,IP電話サービス「BBフォン」の通話料金を一部値上げすると発表した。7月1日に実施する。

 値上げするのは,BBフォンから加入電話にかける場合と,米国(本土,アラスカ,ハワイ地域)にかける場合の通話料金。それぞれ,加入電話着を3分7.875円から同8.3895円に,米国着を1分2.5円から3分7.99円に値上げする。このほか,着信者課金サービスの通話料金も3分7.875円から同8.3895円に値上げする。

 ソフトバンクBBによると,値上げした原因はNTT東西地域会社に支払う接続料金の値上げが続き,十分に利益が確保できなくなったため。例えば加入者交換局で接続する際の接続料金は,ソフトバンクBBがBBフォンを開始した2002年度は3分当たり4.5円だったが,2005年度は同5.32円まで上昇している。

(島津 忠承=日経コミュニケーション