KDDIとエキサイトは4月11日,パソコンと携帯電話で閲覧できるポータル(玄関)・サイト「DUOGATE(デュオゲート)」を開設した。モバイル・インターネット・ユーザーが自宅でもシームレスにサービスを利用できることを狙った戦略的なサイトである。

 新ポータル・サイトは,一般的なニュースや天気などの情報提供のほか,パソコンと携帯電話を連携したサービスを重点的に配置する。例えばパソコンからauの携帯電話機に絵文字メールを送れる「DUOMAIL」や,au携帯電話から開設・更新が可能なブログ・サービス「DUOBLOG」などを用意した。今後は,携帯電話で購入したゲームをパソコンでも遊べるサービスなどを検討している。携帯電話の課金システムを利用し,パソコンで購入したコンテンツを携帯電話で支払えるようにする予定。

 新サイトの利用を促進するため,KDDIは5月1日から携帯電話機でパソコン向けWebサイトを閲覧できる「PCサイトビューアー」にも月額5700円の定額メニューを用意する。

 KDDIとエキサイトはポータル・サイトと同名の事業会社「Duogate」を2004年12月1日に設立している。出資比率はKDDIが61.5%,エキサイトが33.5%,KDDIのコンテンツ開発子会社のmedibaが5%。Duogateでは,インターネット広告事業や課金・認証基盤の開発事業なども展開する予定である。