ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は3月29日,携帯ゲーム機「PSP(プレイステーション・ポータブル)」から無線LANアクセス・サービス経由で専用Webサイトにアクセスするサービスを,韓国で5月から開始すると明らかにした。「日本でも専用Webサイトを使ったサービスを視野に入れている」(SCE広報)。

 新サービスは,SCEの韓国法人であるソニー・コンピュータエンタテインメント・コリア(SCEK)と韓国の通信事業者KTが共同提供する。韓国で5月2日に発売されるPSPには,KTの無線LANアクセス・サービス「NESPOT」に接続するためのソフトウエアを標準添付。ユーザーがPSPでそのソフトを起動してNESPOTに接続すると,SCEKとKTが共同で立ち上げたPSP専用サイトに接続できる。そのサイトでは,動画や音楽,写真などのコンテンツが楽しめる。

 なおKTのNESPOTは,韓国内に約1万4000カ所のアクセス・ポイントを設置したサービスで,単独事業者の無線LANアクセス・サービスとしては世界最大である。