NTT東西地域会社は3月22日,大規模拠点向けに提供していた「法人向けIP電話サービス」を,小規模拠点も使いやすい料金体系に改めると発表した。同時に,サービス名を「ひかり電話ビジネスタイプ」に改称する。

 主な変更点は,(1)月額基本料金を,従来100通話チャネルまで月額8万4000円(100チャネル以降は1チャネルにつき同840円)から,1チャネルごと同840円にした,(2)通話料金のプランに全国一律3分8.4円という体系を追加,(3)利用できるアクセス回線にFTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」の一部品目を追加,(4)サービス用の機器のレンタル提供を開始――の4点。同時に,これまで都市部に限られていた提供地域を全国主要地域に拡大する。

 また,NTT東日本は,ひかり電話ビジネスタイプ向けのBフレッツ回線として,「Bフレッツ ビジネスタイプ『ひかり電話ビジネスタイプ』対応」と「Bフレッツ ベーシックタイプ『ひかり電話ビジネスタイプ』対応」の2品目を追加する。通常のビジネスタイプ,ベーシックタイプに優先制御機能を追加したメニューである。料金は,ビジネスタイプが月額4万9350円,ベーシックタイプが同1万6800円。

 新たな名称と料金体系でサービスを提供するのは,NTT東日本が4月1日から。NTT西日本は3月28日から。

(島津 忠承=日経コミュニケーション