ドイツ・ハノーバーで現地時間の3月10日に開幕した「CeBIT 2005」で,韓国サムスン・エレクトロニクスが700万画素(7メガ・ピクセル)のカメラ付き携帯電話「SCH-V770」を公開した(写真)。光学3倍ズームやディジタル4倍ズーム機能を持ち,写真右のように望遠や広角のコンバージョン・レンズを装着できる。

 通話方式はCDMA2000 1x EV-DO(800MHz帯)に対応。MPEG-4による動画の録画も可能だ。液晶パネルには,QVGA(320×240)のTFD(Thin Film Diode,薄膜ダイオード)を採用した。

 このほか,光学3倍ズームを搭載した500万画素のカメラ付き携帯電話「SCH-V7800」(CDMA2000 1x EV-DOの1.9GHz帯に対応)も公開している。いずれも米国やアジア市場への出荷を予定するが,出荷時期は未定という。

 なお,韓国LGエレクトロニクスも3月9日に開催した記者会見で,700万画素のカメラ付き携帯電話機を2005年に開発する予定であることを明らかにしている。

(堀越 功=日経コミュニケーション,ハノーバー発)