NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は3月2日,韓国KTとの間で無線LANアクセス・サービスの国際ローミングを開始した。NTTコムの「ホットスポット」のユーザーがKTの「NESPOT」を利用可能になった。NESPOTとの商用ローミング・サービスは,NTTコムが初めて。

 NESPOTは,アクセス・ポイント(AP)数1万4000を誇る無線LANアクセス・サービス。このポイント数は世界最多だという。NTTコムはモニターを募って昨年3月からローミングの実験サービスを提供していたが,その利用実態と,韓国に出かける人が多いといった背景を考慮し,重要な拠点と判断して商用化を決めた。

 KTへのローミング・メニュー「KTローミング」を利用するには,ホットスポット(CoDen OPENプランとCoDen OPENプラン・ライトのユーザーも可能)のユーザーが,オプションであるGBRS(グローバルブロードバンドローミングサービス)を登録する必要がある。利用料金は1日980円。

 なお逆に,KTのNESPOTユーザーがNTTコムのホットスポットを使うこともできるようになった。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション