平成電電は,NTT東西地域会社の加入者系メタル回線(ドライ・カッパー)を利用した直加入電話サービス「CHOKKA」の個人向けアナログ回線の基本料を3月1日に値下げした。従来の月額1774.5円から304.5円値下げして月額1470円となった。

 同社は,2003年7月からいち早く直加入電話サービスを提供していた。しかしその後,日本テレコムやKDDIが,安価な基本料で直加入電話サービス市場に参入。日本テレコムの「おとくライン」が月額1575円(3級取扱書の場合),KDDIの「メタルプラス」が月額1575円と,CHOKKAの月額1774.5円はこれらのサービスに比べて割高になっていた。今回の値下げで月額1470円となったが,おとくラインとメタルプラスは料金の支払いを口座振替やクレジットカードで行うことなどにより105円の割引を受けられるため,3社ともに同額と言える。

 なお,料金変更は個人向けアナログ回線の基本料のみ。「デジタル64」や「デジタル1500」などのメニューに変更はない。またCHOKKAとADSLによるインターネット接続サービスをセットにした「でんわ石火」や「CHOKKAまるごとインターネット」などの月額料金も,従来のまま据え置いた。