NTT東日本は1月26日,「03」など加入電話で利用中の電話番号を引き継げるIP電話サービス「ひかり電話」を,2月1日から戸建て向けに提供すると発表した。FTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」のユーザーが対象となる。

 ひかり電話は従来,集合住宅限定のサービスだった。2005年1月19日に戸建て住宅へのサービス提供に認可が下りたのを受け,NTT東日本は開始に踏み切った。「加入電話を置き換えるくらいの意気込みで売り込む」(古賀哲夫常務取締役コンシューマ事業推進本部長)。

 基本料金は,電話番号を1個使えるタイプで月額500円からだが,目玉は4月に新設する予定の準定額プラン。例えば月額1470円の「安心プラン」は,1344円相当の通話料が含まれる。通話料金は,加入電話ユーザーやひかり電話ユーザー同士の通話が3分当たり8.4円など。

 併せてNTT東日本は,Bフレッツ ハイパーファミリータイプと同ファミリータイプの料金を2月1日に月額4100円に値下げする。現行料金は同4500円である。

(島津 忠承=日経コミュニケーション