NTTドコモは1月21日,第3世代携帯電話サービス「FOMA」の契約者数が1月20日に900万契約を突破したと発表した。800万契約に到達した12月17日から約1カ月で100万契約増加した。このペースが続けば,早ければ来月にも1000万契約を突破する見込みである。

 FOMAは2001年10月にサービスを開始。2004年7月に500万契約に到達するまで約3年かかったが,その後加入者獲得ペースが急増。わずか半年で900万を突破した。

 NTTドコモは収益拡大やひっ迫する800MHz帯の周波数に対応するため,既存のユーザーを第2世代のPDC(personal digital cellular)からFOMAへの早期移行を進めている。今期の中間決算で2005年3月期末のFOMA契約者数を1080万と予想していたが,前倒しで達成できる公算が強まってきた。