電気通信事業者協会(TCA)は12月7日,2004年11月末時点の携帯電話契約数を発表した。事業者別の月当たり純増数では,auグループ(KDDIと沖縄セルラー電話)がNTTドコモを逆転。2カ月ぶりに首位に返り咲いた。

 前月の10月分から,NTTドコモの数値には,カーナビゲーションシステムやテレメトリングなどの用途に使う通信モジュールの契約分を含めることになったが,11月はそれを合計してもauが純増数で上回った形になる。auの契約数は,前月に比べ16万7100増の1851万7400契約となった。2位のNTTドコモは13万5000増の4766万6800契約。このうちauの通信モジュール純増数は1万3500,NTTドコモは1万2300である。通信モジュールを含まない3位のボーダフォンの純増数は9900契約。累計では1521万100契約だった。

 第3世代携帯電話(3G)サービスでは,auの「CDMA2000 1x」は29万4800増で1644万9900契約。NTTドコモの「FOMA」は前月比50万4800増で,756万9100契約に達した。ボーダフォンの3Gサービス「Vodafone Global Standard」(VGS)は純増数が2万2500で,累計29万6900契約となった。

 4位のツーカー・グループは,前月に比べ1200増加。累計の契約数は358万4100である。携帯電話事業者合計の純増数は31万3200。総契約者数は8497万8400となった。