ニフティは11月24日,「@nifty 光 with Bフレッツ」を開始すると発表した。12月1日から提供する。東西NTTのFTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」と,ニフティのインターネット接続サービスを一括して提供。既存のBフレッツ対応メニューに比べて月1000~2000円程度安く設定し,同様の一括サービスを提供するソフトバンクBBなどに対抗する考えだ。

 東西NTTのBフレッツを使う場合は通常,ユーザーが東西NTTとインターネット接続事業者(プロバイダ)と個別に契約し,料金もそれぞれに支払う。@nifty 光 with Bフレッツでは,ニフティがBフレッツを含めて申し込みを受け,料金を回収する。

 @nifty 光 with Bフレッツには,一戸建て向けの「ホームタイプ」と集合住宅向けの「マンションタイプ」がある。ホームタイプの料金は,NTT東日本エリアで月7140円,NTT西日本エリアで月6479円。マンションタイプでは,NTT東日本エリアで月3308円から,NTT西日本エリアで月3140円から。既存メニューの料金は,ホームタイプが月8253円(東日本エリア),月7508円(西日本エリア),マンションタイプが月4998円(東日本エリア),月4746円(西日本エリア)からだった。

 一方,競合するソフトバンクBBの「Yahoo! BB 光」の料金は,一戸建て向けで月7234円から,マンション向けで月4095円から。ニフティは@nifty 光 with Bフレッツの料金をYahoo! BB 光よりも安く設定した。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション