ソフトバンクBB(SBB)と日本テレコムは11月15日,法人向けインターネット接続サービスで協力すると発表した。同じソフトバンク・グループとして互いのサービスを連携し,競争力を高めるのが狙い。

 具体的には,日本テレコムの法人向けインターネット接続サービス「ODN-Biz」のアクセス回線に,SBBのイーサネット回線とxDSL(digital subscriber line)回線を追加する。それぞれ「ODN-Bizイーサネットアクセス Sプラン」,「同ブロードバンドアクセス Sプラン」と呼び,11月15日から提供を開始する。月額料金は,イーサネットアクセスが20万7900円から,ブロードバンドアクセスが1万500円から。

 このほか,SBBと日本テレコムはそれぞれのインターネットVPN(仮想閉域網)サービスに新メニューを追加する。SBBは「BB-VPN」の名称でサービスを用意。NECシステム建設をパートナとして,VPNの設計から運用までのサービスを一括して提供する。VPN装置には,米ジュニパーネットワークスの「Netscreen」シリーズとNECの「IX」シリーズを利用する。

 一方の日本テレコムは「ODN-BizマネージドVPN(IX)」を提供する。同社のインターネットVPNサービス「ODN-BizマネージドVPN」に,NECのVPN装置「IX」シリーズを利用したメニューを追加した。従来はカナダのノーテルネットワークスのVPN装置を利用したサービスを提供していたが,製品の選択肢を増やし,サービスのラインアップを強化する。