東京・目黒雅叙園で10月14日まで開催しているIP電話やテレビ会議の専門イベント「IPテレフォニーソリューション・フォーラム」で,沖電気工業が同社のSIPサーバーやIP電話機,NTTドコモの無線LAN対応携帯電話機「N900iL」(NEC製)を組み合わせたデモを実施している。話題となっているN900iLの音質を確かめようと,端末を手に取る来場者が後を絶たない(写真の上)。

 デモで使われているN900iLは,社内では無線LAN経由のIP電話となり,社外では通常の携帯電話として使える。今夏に大阪ガスが大規模導入を発表するなど,発売前から話題を呼んでいる製品だ。

 沖電気はデモ環境に,SIPサーバーの「IP CONVERGENCE Server SS9100」,固定のIP電話機「e音IPフォン」,基地局がIP対応している構内PHSを用意。無線LANのアクセス・ポイントも設置して,これらの電話機とN900iLが,無線LAN経由で通話できるようにしている(写真の下)。

(宗像 誠之=日経コミュニケーション

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