エックスドライブ・ジャパンは,オンライン・ストレージ・サービス「Xdrive Files」を11月から機能強化する。Windowsのエクスプローラを使ってオンライン・ストレージにアクセスできるように使い勝手をよくする。

 Xdrive Filesは,文書ファイルなどをインターネット上で他のユーザーと容易に共有できるオンライン・ストレージ・サービス。送信したいデータをメールでURLとして送信してダウンロードできる機能や,データが更新されるとメールで通知する機能など,法人向けに特化したサービスが特徴である。現在数百社の企業が使っているという。

 これまでファイル共有などの設定は,Internet ExplorerなどのWebブラウザを使うしかなかった。11月からはエックスドライブ・ジャパンが開発した専用のアプリケーションを使うことにより,Windowsのエクスプローラ上でファイル共有などの設定が可能になる。使い勝手が大幅に向上する。価格は10ユーザーの場合,初期費用は1万7800円。月額費用は1万4800円。1Gバイトのデータを保存できる。

 このサービスに先立ち, Xdrive Filesに保管されているファイルを1クリックで全国にあるファミリーマートの専用端末から印刷できるようなサービスを,10月1日に提供する予定。

 エックスドライブ・ジャパンは米国のエックスドライブ・テクノロジーズの資本が入っていたが,米社が個人向け市場に特化する方針になったため,ソフトバンク・グループのソフトバンク・ブロードメディアの完全子会社となった。サービスやソフトウエアは1から自社で開発している。エックスドライブ・ジャパンのオンラインストレージ事業部の大西英智営業チームマネージャは「今後,日本テレコムと協調して新しいオンライン・サービスを考えている」と言う。