京セラコミュニケーションシステム（KCCS）は8月20日，全国約3000カ所の公衆無線LANアクセス・ポイントを設定無しで利用できるサービスを開始した。同社のリモート・アクセスの認証サービス「NET BUREAU」ユーザー向けで，料金は1ユーザー当たり月額1575円。NET BUREAUは，イントラネットへのアクセス時の認証を代行するサービス。
対応する公衆無線LANサービスは，NTT-BPの 「無線LAN倶楽部」，ソフトバンクBBの「Yahoo! BBモバイル」，日本テレコムの「モバイルポイント」，FREESPOT協議会の「FREESPOT」，みあこネットの「公衆無線インターネットプロジェクト」の五つ。
アクセスできる公衆無線LANサービスを自動認識し，認証処理などを自動化するソフトをUSBメモリーに格納。ユーザーはUSBメモリーをノート・パソコンなどに接続するだけで，公衆無線LANサービスを安全に利用できるようになる。従来のようにWEP（wired equivalent privacy）キーやSSID（service set identifier）を手動で設定する必要がなくなる。
（武部 健一＝日経コミュニケーション）
モバイル・ソリューションの実務情報は「ケータイ on Business」
