NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は,インターネットVPNよりセキュアでありながら1拠点当たり約1万円強と一般の広域イーサネットより安価なレイヤー2VPNサービス「ブロードバンド・イーサ」を9月1日から提供開始する。

 同サービスはNTT東西地域会社の地域IP網を経由し,NTTPCの専用ネットワークに接続することで各拠点間の通信を可能にする。アクセス回線はフレッツ・ADSL,Bフレッツに限定されるが,インターネットを経由しないため,インターネットVPNより高いセキュリティを確保できるとしている。

 NTTPCの専用ネットワークへの通信経路は2重化されており,インターネットVPNよりも高い信頼性を確保できるとしている。1拠点当たり1万2000円と一般の広域イーサよりも安価。広域イーサやIP-VPNを主回線に使う企業のバックアップ回線や,中小企業における安価な拠点間通信などの利用を見込んでいる。

 月額料金は1回線当たり1万2000円。モデムの機能を搭載した専用装置の使用料金も含まれる。Bフレッツやフレッツ・ADSLの利用料は別途必要となる。