日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催中の通信機器の総合展示会「NetWorld+Interop 2004 Tokyo」(N+I)」で米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO(写真)が「Value across the IT Life Cycle」と題したテーマで基調講演を行った。

 スティーブ・バルマーCEOは「セキュリティは今後もNo1の優先課題」としながら,「Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)以来続けてきたセキュリティ対策の効果が出てきている」と同社のセキュリティへの取り組みについて自画自賛した。具体例として,米マイクロソフトがセキュリティ上重要と判断して提供する修正モジュール「Security Bulletin」の件数が大幅に減っていることを挙げている。

 同社のグループウエア製品「Exchange 2000 Server」は取り組み前が7件だったが,取り組み後23カ月経った現在1件。データベース製品「SQL Server 2000」は取り組み前が13件だったが,取り組み後は3件としている。

(小野 亮=日経コミュニケーション)