電気通信事業者協会(TCA)は6月7日,2004年5月の携帯電話契約者数を発表した。携帯電話全体の5月の純増数は,各社の新製品の投入が一段落したことなどから,前月から約16万減の32万8000にとどまった。

 事業者別では,au(KDDIと沖縄セルラー電話)が2003年10月から8カ月連続で純増数1位をキープ。前月から18万7100増え,累計では1743万3700契約となった。

 2位はNTTドコモで,純増数は13万200を達成。前月に10万以上の開きがあったauとの純増数の差を5万程度まで縮めた。第3世代携帯電話(3G)サービス「FOMA」が好調で,第3世代携帯電話の累計契約者数は400万を突破。PDCも含めた全体の累計加入者数は4624万1300に達した。

 3位のボーダフォンは,1万7700人の純増と伸び悩んでいる。累計加入数は1504万4700。ツーカー・グループは,加入者の減少傾向に歯止めがかからず,前月から1万1400減って累計361万400となった。

(堀越 功=日経コミュニケーション)