ネットワークアソシエイツは6月4日,Linux用のウィルス対策ソフト「McAfee LinuxShield」を発売した。Linuxシステム自身に感染するウィルスだけでなく,Linuxで運用するサーバーに蓄積されるファイルなどに感染したWindowsのウィルスも防御できる。

 ウィルスの検出は,パターン・マッチングに加えヒューリスティク・スキャンを利用する。これはウィルスにありがちな挙動の情報を保持し,似た挙動を示すプログラムを検知するもの。修正プログラムが出る前にウィルス感染する「ゼロデイアタック」にも対応している。

 また,パターン・ファイルはFTPで自動的にアップデートできる。その際,OSの再起動は必要ない。対応OSはRedHat 9.0,Red Hat Enterprise Linux WS,Red Hat Enterprise Linux ES,Red Hat Linux Advanced Server。価格は1年,1ライセンスで5万3000円から。

(安藤 正芳=日経NETWORK)