アッカ・ネットワークスは4月20日,先に発覚した顧客情報流出の再発防止策として,第3者機関による情報セキュリティ監査と全従業員向けの情報セキュリティ教育を実施すると発表した。

 アッカは,流出発覚直後の3月25日に,顧客データベースへのアクセスを制限するなどの再発防止策を発表。3月31日に運用を開始した。今回の発表はその追加策となる。同社の情報システムの管理・運営体制の現状を把握し,改善点を洗い出すことを目的とする。監査の実作業は,IBMビジネスコンサルティングサービスが行う。監査期間は4月下旬から6月下旬にかけて。

 情報セキュリティ教育は,派遣社員も含む全従業員を対象に4月下旬から開始する。同社の業務形態に合わせた教材を用いて,セミナー形式の講座とeラーニングを組み合わせた形で実施するという。

(堀越 功=日経コミュニケーション)