NTTコミュニケーションズは4月13日,Webを利用する際のセキュリティを確保するサービス「OCN Webゲートウェイサービス」を発表した。「スーパーOCN」など同社の法人向け常時接続サービスのユーザー向けに,5月18日から提供する。

 サービス・メニューは「Webウイルスチェック」と「URLフィルタリング」の二つ。Webウイルスチェックは,Webサイトを閲覧しただけで感染するウイルスをチェックして,表示・感染を防止する。ウイルスを感知した場合,ユーザーのWebブラウザには警告メッセージが表示される。

 URLフィルタリングは,社員が企業にとって不適切,あるいは有害と思われるWebサイトを閲覧するのを防止できる。閲覧禁止サイトを表示しようとした場合,こちらも警告メッセージが表示される。

 同サービスを利用すると,例えば掲示板サイトへの書き込みを通じた情報漏えいをある程度抑えられる。料金はユーザー企業が使っている常時接続サービスによって異なる。一例として,128kビット/秒のOCNエコノミーの場合,Webウイルスチェックが月額2万1000円,URLフィルタリングが月額2万6250円(価格はいずれも税込み)。

 なお5月18日からサービスを利用できるのは,6月30日までの無料キャンペーンとして先行提供する先着500名のユーザー。その他のユーザーへは7月1日からサービスを提供する。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション)