NTT東日本は企業向けの映像伝送サービス「モアライブ」を4月9日より提供開始する。モアライブは,NTT東日本の映像伝送用の専用ネットワークを使って,県内の複数拠点にテレビ品質並みの映像とステレオ音声を配信するサービス。最大で300拠点までマルチキャスト配信する。

 送信拠点と受信拠点で別契約となっており,拠点数の増加などに柔軟に対応する。一般的なビデオ・カメラやモニタなどで使われているNTSC信号方式の汎用インタフェースを採用。ユーザー拠点内の回線終端装置に映像機器をつなげるだけで映像配信,受信が可能となる。

 料金は,利用料と回線終端装置利用料の合計で算出する。。1回線当たり利用料は送信用受信用とも4万8300円から。回線装置終端装置利用料は,受信用で1万2600円,送信用で2万1000円から。ユーザー側で専用線などの回線を用意する必要はない。提供エリアは東京23区の一部で,順次拡大していく予定。

(山根 小雪=日経コミュニケーション)