NTTコミュニケーションズは4月7日,同社の無線LANアクセス・サービス「ホットスポット」に,セキュリティを強化したIEEE 802.1xによる認証機能を追加すると発表した。開始予定は4月13日。同社の全アクセス・ポイント,約700カ所に導入する。

 IEEE 802.1xは,アクセス・ポイントに接続してきたユーザーを,RADIUS(remote authentication dial-in user service)サーバーを使って認証する方式。各ユーザーごとに暗号鍵を生成し,接続するたびに鍵を更新する。そのため,従来のESS-ID(extended service set ID)やWEP(wired equivalent privacy)を使った認証に比べて,よりセキュリティが高いのが特徴だ。

 対象となるサービスは,NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」「CoDen OPENプラン」「CoDen OPENプラン・ライト」「OCNホットスポット」,ニフティ「@niftyホットスポットサービス」,シャープ「シャープスペースタウン」のホットスポットオプション。今回のサービスの利用にあたって,ユーザーに追加料金は発生しない。

(堀越 功=日経コミュニケーション)