KDDIは3月30日,法人向けのセキュリティ監視サービスを強化すると発表した。日立情報システムズと業務提携して提供する。IDS(侵入検知システム)を使って不正アクセスの通知などを行う「KDDIセキュリティ監視サービス」に,セキュリティ・ホールの有無を調べる脆弱性検査を追加した「KDDIセキュリティ監視サービス(プレミアムクラス)として,4月中旬に提供を開始する。

 米エヌサークルが開発した不正アクセス検知装置「IP360 Threat Monitor」と,脆弱性検査装置「IP360 Device Profiler1000」を,サービス利用企業のネットワークに設置。一日一回の脆弱性検査(利用企業が指定したIPアドレス10個までが対象),不正アクセスの検知と通知,設置した装置の動作監視などを実施する。

 サービス料金は初期費用が52万5000円,月額料金が41万4750円(装置のレンタル料と保守費を含む),監視IPアドレス追加(IPアドレス10個)は月額3万円となる(料金はすべて税込み)。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション)