NTTコミュニケーションズは4月1日から,IP電話サービスから携帯電話への通話料金を1分当たり18円に値下げする。現行料金は1分当たり19円。対象となるサービスは「OCNドットフォン」,「ドットフォンパーソナル」,「OCN .Phone Office」,「.Phone IP Centrex」の4種類。NTTドコモ,au,ツーカー,ボーダフォンの携帯電話サービスとの通話に適用される。
各通信事業者は4月1日から,固定電話発携帯電話着のサービスを一斉に開始する。通話料金は1分当たり18円から19円で落ち着きそうだが,IP電話発携帯電話着の料金もほぼ同じ価格帯。事業者によっては,携帯電話に発信する場合は固定電話を使う方がIP電話より安いという“逆転現象”が起きる。
NTTコミュニケーションズも,固定発携帯着サービス「0033モバイル」を4月1日から開始する。固定電話から携帯電話への発信時に,0033を番号の先頭に付加してダイヤルすると,通話料金が1分当たり18円になる。「IP電話の通話料金が従来のままだと,固定電話とIP電話の料金が逆転してしまう。そのためIP電話と0033モバイルの料金をそろえた」(NTTコミュニケーションズ)。
(白井 良=日経コミュニケーション)