京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は3月15日,個人向けに定額・使い放題で利用できるプリペイド型のPHSデータ通信サービス「KWINS(KCCS Wireless IP Network Service)」を開始した。サービス名称は「いきなり常時接楽カード2」。

 KCCSは,移動通信事業者の網の一部を借りてサービス提供するMVNO(仮想移動通信事業者)として,DDIポケットのPHS通信網を使ってサービスを提供。PHSデータ通信カードと1年間の通信料およびインターネット接続料をセットにしたパッケージを,ソフトウエアを開発・販売するソースネクストのWebサイト「ソースネクスト・ドットコム」を通じて販売する。

 1年間は最大128kビット/秒の通信速度で,インターネットに定額・つなぎ放題で利用できる。別途販売する「更新ライセンス」を購入すれば,利用期間の延長も可能だ。

 価格は,CFカード型PHSデータ通信端末と1年間の通信料・インターネット接続料をセットにした「1年間パック」が8万8000円。利用期間を延長する更新ライセンスは,「1年更新ライセンス」が7万3000円,「半年更新ライセンス」が3万7000円。

(白井 良=日経コミュニケーション)