NTTドコモが2月22日より発売した「FOMA N900i」に,特定の操作をすると本体が自動的に再起動する不具合が見つかった。FOMA 900iシリーズの不具合は,F900iに次いで2機種目。N900iは既に16万台が販売済み。NTTドコモは,3月9日10時に修正プログラムを公開。NTTドコモの故障取り扱い窓口によるソフトウエアの更新,もしくは,ユーザー自身によるプログラムのダウンロードによって対処する。既に修正プログラムを用意したため,N900iの販売は継続する。

 今回見つかったN900iの不具合は以下の2つ。(1)イメージビューアを起動後,miniSDに保存した640×480ドット以上のJPEG画像を「メール用サイズ変更」にてメールサイズに変更して保存。画像一覧画面において,着信または,「menu」ボタンなどを押すと,本体が自動的に再起動する。(2)受信フォルダが8個以上ある場合,受信メール詳細画面を表示した状態で機能メニューから「フォルダ移動」を選び,フォルダ選択画面にてニューロポインターで前後の画面を切り替えると,本体が再起動する。いずれも,ソフトウエアの更新によって修正できる。修正プログラムをダウンロードする際のパケット通信料は無料となる。

(堀越 功=日経コミュニケーション)