xDSL(digital subscriber line)に関する国際的な業界団体DSL Forumは2004年3月2日,2003年末の全世界のxDSLユーザー数を発表した。ユーザー数は前年から77.8%(約2800万)増え,全世界で6384万ユーザーに達した。

 国別の順位を見るとユーザー数では中国(香港を除く)が1095万でトップ,日本は1027万で2位,以下米国が912万,韓国が644万,ドイツが450万と続く。中国は昨年は約200万で5位であり,1年で約900万という驚異的な伸びを示した。日本は増加数では2番目で昨年の3位から順位を一つ上げた。

 電話回線数に占めるシェアでは1位の韓国が27.7%,2位の台湾が21.4%,3位の香港が18.0%,4位のベルギーが15.4%。日本は昨年の8位から順位を三つ上げ,14.4%で5位になった。ユーザー数トップの中国は普及率では5.1%とまだまだ低い。

 調査は英国の調査会社Point Topicが行った。

(松原 敦=日経コミュニケーション)