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「流出を確認したのは242人だけ」,ソフトバンクが400万人顧客情報の流出報道に釈明

2004/02/24

 ソフトバンクは2月24日,ADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「Yahoo! BB」の顧客情報の流出について会見を開いた。ソフトバンクの顧客情報を保有していると主張し,同社に金銭などを要求していた湯浅輝昭容疑者が2月11日に逮捕されていたという報道があったからだ。

 報道では,Yahoo! BBの400万人以上の顧客データを収容したDVDを警視庁が押収したとあった。海外出張中の孫正義ソフトバンク社長に代わって説明した田部康喜広報室長は苦しい釈明に追われた。

 田部室長は,「我々が情報流出を確認しているのは242だけ。DVDの存在も,そこに入っているという400万人以上のデータが我々の顧客情報なのかも確認していない。これは隠しているわけではないし,隠せば消費者に迷惑をかけるのは明白だ。捜査当局には協力しているが,内容確認の打診もまだ来ていない。我々の顧客データであると分かれば,通信会社としてきちんとした対策をしていく」と説明した。

 恐喝容疑で逮捕された湯浅容疑者は,Yahoo! BBの販売代理店を運営していた。湯浅容疑者から1月14日,郵便で242人分の顧客情報を掲載した紙がソフトバンクに送付されてきたという。この242人については,Yahoo! BBの顧客情報であることを確認済みである。

 ただし,「クレジット・カード番号,口座番号などの信用情報は,ソフトバンクBBではなくヤフーで管理している。このため,信用情報は流出していない」(田部室長)と説明した。その後の1月21日,「DVDなのか中身は確認していないが,顧客データのようなものが湯浅容疑者から送られてきた。中身を確認せずに捜査当局に提出した」(田部室長)。

 結局,ソフトバンク側は流出した顧客データの件数,流出ルートなどを,24日現在は確認できていない状況である。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)

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