NTT東日本とNTT西日本は2月13日,「法人向けIP電話サービス」のエリア拡大と機能追加を発表した。NTT東日本は2月25日,NTT西日本は2月20日に開始する。

 法人向けIP電話サービスは,東西NTTが提供する低料金の企業向けIP電話。月額8万円の基本料とアクセス回線の利用料を支払えば,同じ県内の拠点同士の通話が使い放題になる。加入電話への通話は,同一県内なら3分6円と安い。ただし,提供エリアは東京23区と大阪市に限定していた。利用できるアクセス回線は,イーサネット・サービス「メトロイーサ」(NTT東日本),「アーバンイーサ」(NTT西日本)だけだった。

 東西NTTは今回,提供エリアを全国に拡大する。さらに,アクセス回線は「スーパーワイドLANサービス」(NTT東日本),「ワイドLANプラス」(NTT西日本)も使えるようにする計画だ。このほか,保留応答などの内線電話の機能を追加する。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)