総務省は1月14日,2003年12月末時点のxDSL(digital subscriber line)回線数を発表した。11月末から約36万回線増えて1027万2052回線に到達し,1000万回線を突破した。

 xDSLサービスは99年12月下旬に試験サービス,2000年12月下旬に商用サービスとして開始した。試験サービス開始から4年,商用サービス開始から3年という短期間で1000万加入を獲得したことになる。

 2003年12月末時点のシェアは,NTT東日本とNTT西日本を合わせて36.7%。一方,ソフトバンクBBは36%に達して,東西NTTとほぼ肩を並べた。実際の回線数では,東西NTTの合計数が377万4123回線,ソフトバンクBBが369万4000回線。その差は約8万回線である。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)