国内のxDSL(digital subscriber line)ユーザー数が1000万目前に迫った。総務省が12月12日に発表した国内のxDSLサービスの普及状況(速報値)によると,11月末のxDSLサービスの提供数が991万1306になった。

 11月単月では32万957回線の増となった。単月の増加ペースは10月の約36万に比べて減速したものの,年内のxDSL加入者数1000万突破は確実である。

 事業者別の加入者では,ソフトバンクBBの「Yahoo! BB」が10月末に比べ15万4000増の355万3000。累計のシェアは35.8%と,前月比0.4ポイント増となった。一方,NTT東西地域会社の「フレッツ・ADSL」は,9万3413増の364万5708(NTT東日本が202万1945,NTT西日本が162万3763)。累計シェアは東西NTT合わせて36.8%と,前月比0.1ポイント減少。両陣営の差はわずか1ポイントにまで近づいている。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)