NTT-MEは12月4日,東京国際空港(羽田空港)の西ターミナル・ビル「ビッグバード」で公衆無線LANサービスのインフラをNTT東日本と共同構築したと発表した。同ビルの管理会社である日本空港ビルデングが8日から,ビッグバード全域でサービスを開始する。

 この公衆無線LANサービスは,NTT-MEが提供する公衆無線LANサービスの実験プラットフォーム「ネオモバイル」を利用したもの。ネオモバイルに対応しているインターネット接続事業者(プロバイダ)のユーザーは,ノート・パソコンやPDA(携帯情報端末)から普段使っているユーザーやIDとパスワードを使ってインターネット接続サービスを利用できる。また,NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)の公衆無線LANサービス「無線LAN倶楽部」も2004年1月をめどに対応する。
 
 さらに,クレジット決済により一時的なID・パスワードを発行するメニューも用意した。1回500円で最大24時間までインターネットへ接続できる。

 同サービスの利用エリアは今後,2004年2月に国際線ターミナル・ビルに拡大。現在建設中の東旅客ターミナル・ビルでも提供する予定である。
(高槻 芳=日経コミュニケーション)