フリービットは12月3日,音声メッセージとFAX,メールの一元管理を可能にするユニファイド・メッセージングのASP(application service provider)サービス「FAVO」(ファーボ)を開始した。インターネット接続事業者(プロバイダ)の朝日ネットとぷららネットワークスが採用し,会員向けに提供する。朝日ネットは同日にサービス開始,ぷららは2004年春からのサービス提供を予定している。電子メールで電話の音声メッセージやFAXも受け取って,管理できるようにする仕組みを提供する。

 サービス利用者に,FAVO用のIDを提供。またFAX受け付け用およびボイス・メッセージ受け付け用の電話番号を用意する。この電話番号に電話をかけIDを入力すると,サービス利用者にボイス・メッセージを残したりFAXを送ったりできる。サービス利用者が登録したアカウントあてに,音声又は画像ファイルを添付したメールとして届く。

 サービス利用者は,サービスあてに電話をかけてメールやボイス・メッセージを電話で読み上げさせることもできる。また,サービス利用者が専用WebサイトからFAXを送信する機能も提供する。

 利用料金は,月額利用料が300円(2カ月めから)。利用ユーザーあてのFAXおよびボイス・メッセージの送信と,利用ユーザーのメッセージ読み上げが全国一律3分8.5円。利用ユーザーがWebからFAXを送る料金は送信先1カ所につき50円。利用開始月のみ設定料300円が必要。以上の料金は朝日ネットの場合で,ぷららの料金は未定。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション)