総務省は11月28日,「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」の速報値を発表した。10月末時点の国内のブロードバンド回線の総数は1272万2560回線。9月末時点に比べて46万6424回線の増加となった。

 FTTH(fiber to the home)サービスの利用者は,10月末時点の累積で75万6211回線。9月末に比べて6万7761回線増加したが,単月の純増実績は前回を下回った。8月末から9月末までの単月純増数は8万405回線だったので,約1万2000回線の純増数減となる。

 CATVインターネットの9月末の回線数は237万6000回線。9月末に比べて3万7000回線増加した。

 10月末時点のxDSL(digital subscriber line)の加入者数は総務省が11月13日に発表済み。累積加入者数は9月末時点に比べて36万1663回線増の959万349。xDSL単体で2003年内に1000万回線を突破することはほぼ確実である。

(宗像 誠之=日経コミュニケーション)