ハギワラシスコムは11月6日,NTTドコモのFOMA対応の通信カードを装着して,テレビ電話や遠隔監視ができるハードウエア製品「Viewer Port」を法人向けにサンプル出荷すると発表した。テレビ電話システムとしての利用はもちろん,工事現場やイベント会場の様子を監視するシステムとしても利用できる。

 FOMA通信カード「F2402」を取り付け,テレビとビデオカメラを接続することで,テレビ電話機能を備えるFOMA端末とリアルタイムで会話できる。Viewer Port同士の通話も可能である。

 監視端末として使うことも可能。インターネットではなくFOMA網を経由する分,高セキュリティのシステムとして使える。サンプル価格は5万円で,12月上旬に出荷を始める予定。同社では市場の状況を見ながら,個人向けの出荷やカメラとセットにしたパッケージ商品も検討するとしている。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション)