総務省は10月31日,「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」の速報値を発表した。9月末時点の国内のブロードバンド回線の総数は1225万6136で,8月末時点に比べて46万3052回線の増加となった。8月単月の増加数である約43万回線から,増加ペースはさらに上がった。

 FTTH(fiber to the home)サービスの利用者は,累積で68万8450回線となった。8月末に比べて8万405回線増加し,単月の増加数が8万を突破。普及スピードが徐々に上がってきた。CATVインターネットの9月末の回線数は233万9000。8月末に比べて3万5000回線増加した。

 なお,9月末時点のxDSL(digital subscriber line)の加入者数は総務省が10月16日に発表済み。累積加入者数は8月末時点に比べて34万7647回線増の922万8686となっている。増加ペースがこのまま続けば,xDSLは2003年12月にも1000万加入を突破しそうだ。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)