アラジン ジャパンは10月17日,スパム・メール対策ツール「eSafe4 アドバンス アンチスパムモジュール」(以下,アンチスパムモジュール)を発売した。アンチウイルスやメール・フィルタリングなどの機能を搭載したアプライアンス(専用機)「eSafe4」用のオプションである。

 スパム・メールに含まれるURLを1800万件データベース化。メール本文に含まれるURLと比較してスパム・メールを検出する。データベースにはポルノ画像の特徴を表すハッシュ値(データの同一性を確認するためにデータをハッシュ演算したもの),スパム・メールでよく使われる画像に含まれる文字列,スパム・メール全体の特徴を表すハッシュ値が合計20万件保管されており,これらもスパム検出に使用する。データベースに追加されたデータは更新可能。

 このほか,キーワードを指定してのテキスト・マッチングやスパム送信ソフトの判別といった機能も備える。検出したスパム・メールは,件名に「***Detected as Spam***」などの文字列を挿入したり,遮断できる。アンチスパムモジュールは年間使用料の形態で販売し,価格は1年間7万9000円(25ユーザーの場合)から。なおeSafe本体は,1年間23万6000円(25ユーザーの場合)からとなっている。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション)